【ミヤマキリシマ】大分県、九重連山平治岳~北大船山に登ってきた
2016年6月14日(火)、大分県九重連山のミヤマキリシマが見頃ということで見に行ってみることにしました。
九重連山とは
九重連山(くじゅうれんざん)は、大分県玖珠郡九重町から竹田市久住町北部にかけて広がる火山群の総称です。最高峰は九州本土最高峰でもある中岳 (1,791m) 。日本百名山の一つに数えられ、一帯は阿蘇くじゅう国立公園に指定されています。
今回は九重連山の中の平治岳(ひいじだけ)と北大船(たいせん)山に登りました。
男池登山口へ
九重連山にはいくつか登山口があるのですが今回は男池登山口から登ることにしました。
登山口へ向かう途中、朝日と共に朝霧が出ていました。
福岡を朝4時に出発、大分自動車道を利用し6時に男池駐車場に到着しました。
準備をし登山開始です。
まずはかくし水を目指します。
かくし水
登山開始より30分程でかくし水に到着です。
5分程休憩しソババッケを目指します。
ソババッケ
かくし水より30分程でソババッケへ到着です。
青空が広がり平治岳もしっかりと見えます。
ソババッケで10分程休憩し大戸越(うとんごし)を目指します。
ソババッケを出てすぐに分岐、大戸越・平治岳方面へ。
急な岩場が続き歩きにくいです。
個人的に行きも帰りもソババッケ~大戸越区間が一番きつかったです。
岩場を抜け黒土が多くなってくると、そろそろ大戸越です。
大戸越(うとんごし)
ソババッケより1時間程で大戸越(うとんごし)に到着しました。
大戸越より平治岳を見上げます。
大戸越から見えるのは平治岳の前峰になり、山頂はその奥になります。
上の方はしっかりとミヤマキリシマが咲いている様です。
しばらく写真を撮り休憩した後平治岳を目指します。
斜面より坊がつるが見えます。
登るにつれミヤマキリシマが多くなってきました。
平治岳(ひいじだけ)
40分程で前峰登頂。
後ろを振り返ると平治岳山頂部が見えます。
斜面はミヤマキリシマで覆われています。
あまりの美しさに中々足が進まず大戸越より約1時間10分程かけ平治岳(ひいじだけ)山頂へ。
右手に三俣山(みまたやま)が見えます。
山頂部にザックを置き斜面の先まで行ってみます。
この頃よりやや雲が出てきました。
しばらく写真を撮った後大戸越へ下山していきます。
紅ドウダンも咲いていました。
下り専用路より下山していきます。
大戸越(うとんごし)へ下山、北大船山へ
大戸越(うとんごし)まで降りるとかなりガスがかってきました。
しばらく大戸越で休憩し他の登山者と情報交換、元々の予定では北大船山に向かう予定でしたが曇ってきたのでこのまま下山しようかとも考えました。
悩みましたがせっかく来たので北大船山へ向かうことにします。
黒土と石が混じる登山道ですが歩きにくさはありません。
開けた場所で先ほど登った平治岳が見えます。
だいぶんガスがかかってきましたが丁度山頂部は日が射している様です。
ここで問題が・・・
大戸越から本来であれば北大船山の分岐へ行く予定であったのが分岐を見逃してしまい米窪方面へ向かってしまいました
また今回初めて北大船山方面へ行ったのですが、恥ずかしい話右手の小高くなっているところを北大船山と勘違いしていました・・・
北大船山と勘違いしている小高い場所へ向かって進んでいきます。
大戸越(うとんごし)から約40分で到着。
地図上では恐らく池がある場所ですが、水はありませんでした。
ここでしばらく休憩を取りつつ正面のミヤマキリシマを撮影しました。
なかなか晴れてくれません。
そろそろ山頂を目指そうと思い歩き出します。
斜面にはなかなかいい具合でミヤマキリシマが咲いています。
ミヤマキリシマは綺麗だったのですが一向に山頂へ向かう気配がありません。
それどころか草木が険しくなってきて、進むのが困難になってきました。
どうもおかしいと思い先ほどの開けた場所(地図上で池がある場所)へ戻り、他の登山者に場所を確認すると北大船山は別の場所ということが判明・・・
気を取り直して北大船山へ向かいます。
それにしてもあのまま進んでいたら一応抜けれたものの風穴方面へ行くところでした。
途中もミヤマキリシマが咲き誇っていました。
ガスがかかっているものの大船山の山頂が見えます。
段原
先ほどの休憩場所(地図上では池のある場所)から20分程で段原へ到着しました。
北大船山へ向かうため大戸越(うとんごし)方面へ向かいます。
北大船山
段原から5分で北大船山に到着しました。
坊がつる、法華院山荘が見えます。
天候がかなり怪しくなってきたため下山を開始します。
下山開始
先ほどの北大船山と勘違いしていた場所が見えます。
道中のミヤマキリシマも十分楽しめます。
平治岳が見えてきました。恐らく私が間違えた道と合流したのでしょうがどこが分岐なのか相変わらずわかりませんでした。
大戸越(うとんごし)
北大船山より約50分程で大戸越(うとんごし)へ到着。
少し休憩した後ソババッケを目指し下山します。
岩場が多く滑りやすくなっており慎重に下山します。
登りでも書きましたがソババッケ~大戸越(うとんごし)間が行きも登りも一番大変でした。
ソババッケ
大戸越(うとんごし)より50分かけてソババッケへ到着です。
ここまで来ると一安心、かくし水へ向かいます。
小雨が降り少し霧が出てきました。
かくし水
ソババッケより30分、かくし水へ到着です。
冷えた水で喉をうるおします、下山まであともう少しです。
男池
かくし水より20分、ようやく下山です。
男池にも寄りました、日本名水百選にも選出されています。
曇っているためかイマイチ青さが出ません。
下山後ほっと一息つき、顔や手を冷たい水で洗った後帰りました。
最後に
九重のミヤマキリシマは2016年6月14日時点で見頃~見頃やや過ぎという感じでした。
今回は男池登山口より登ったのですが他の登山者の話しを聞くと吉部登山口から登ると登りやすいとのことでしたので次回登山時は試してみたいと思います。
また私みたいに写真に夢中になると分岐点を見逃してしまうため注意が必要です(行き帰り合わせて大戸越~北大船山の分岐が分かりませんでした・・・)。
今回午前中は晴れていたのですが午後より雲が広がり少し残念でした、来年は夜明け前より出発し雲海とミヤマキリシマを撮りたいと思います!